結婚しました
先日恋人と結婚した。
自転車に乗って区役所に行って、いざ出そうとすると2人とも婚姻届をカバンに入れてなかった。
彼に家に取りに帰ってもらって時間外窓口であっさり提出。
昔想像していたようなロマンティックなものではなかった。
ケーキを食べに行って、帰りにスーパーで少し良いお刺し身を買って帰って一緒に食べた。
彼に初めて出会ったのは去年のことで、それから数日後に付き合い、約3ヶ月後にプロポーズしてくれた。
結婚するまで1年もかからなかった。
私は結婚という呪縛にずっと苦しんでいた。
27歳を過ぎてから迫り来る30歳が怖くて怖くてたまらなくなった。
周りがみんな幸せそうに見えたり、自分だけ一生1人のような気がして怖くなったり、そんなバカみたいな恐怖に度々襲われていた。
世間の目を気にしないで生きたいとずっと思っていたのに、誰よりも気にしていた。
結婚が幸せではないと頭では分かっているのに、心が付いて行かなかった。
私が世間で生きている限り、世間の定義する幸せからは逃れられなかった。
28歳で結婚相談所にも入ったけど全然活動に身が入らず殆ど誰にも会わないまま。
マッチングアプリで知り合った彼氏ともすぐに別れた。
一方で、 ずっと好きな人がいて、何年も何年も忘れられなかった。
引き寄せの法則とかスピリチュアルにハマって彼を引き寄せようとしたけど、そんなこと無理だった。
年に数回しか会わないような関係。でも自分から連絡するのは相手を萎えさせるような気がして、気持ちを押し殺して連絡もしなかった。
ある時彼の家にゼクシィが置いてあるのを見てもう会うのをやめた。
ずっと分かっていたことだった。
ずっと好きだった人と結婚できる道が断たれたことが悲しくて悔しくてたまらなかった。
彼との関係を終わらせて、婚活に疲れて、もう無理に結婚を焦ることはやめようと思った時、ふと「彼氏はちょっと欲しいかも」と思った。
2人くらいと会って、もうそれでやめようと思った。
そこで会った2人目が今の恋人だった。
彼とは1年とは思えないくらい濃い時間を過ごしてきた。
彼に何度もひどいことを言ったし、私自身傷ついたこともあった。
それでも彼は絶対に逃げずに向かってきてくれた。
私とずっと一緒にいると決めたから、と。
私が怒っても悲しんでも仕事に行けなくなってしまっても、決して否定することなく側にいてくれた。
2人で幸せをつくっていく未来を常に彼は見据えていた。
私も結婚をもって心に決めた。
私たち2人を決して諦めないこと。
ずっと彼の味方でいること。
2人にしかできない幸せを築くこと。
2人の関係をよくしていく努力をしていくこと。
幸せは与えてもらうのではなく自分で作ることを教えてくれた。
夫に心から感謝している。
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